自担が10年ぶりに舞台単独主演した話
ミュージカル「ハル」大千穐楽お疲れ様でした😭
東京大阪25公演無事完走されて本当に嬉しく思っております😭
只今絶賛ハルロスでぼーっとしておりますが平成から令和へ時代がジャンプした所で、自担であるHey! Say! JUMPの薮宏太くんが和製ミュージカルで主演したお話を残しておきたいと思いはてブロ開設してみました。
ご挨拶の方遅れましたが当方ユカと申します。
語彙力記憶力共に皆無の私が後から振り返ってあの時あぁだったなと思い出せるように感想・記録を綴るだけの拙い文章ですが、お時間ある方は読んで頂けたら幸いです。
⚠︎舞台観劇に関しては初日と大千穐楽を中心に書かせて頂きます
まず話は遡ること2018年12月、いつものように起床しTwitterのTLを見ていると【Hey! Say! JUMP薮宏太さん、10年ぶりの単独主演ミュージカル】という文字
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え……?夢……?いつもの強欲な夢……?どういうこと??まだ起きてないの私!?!?
冷静にTLを見るとこれは現実だ…そう思った瞬間に泣いていました
あ〜やっと、やっと薮くんの舞台が見れるんだ、そうなんだ、薮くんの時代が来ちゃったな、最高じゃん……(泣)
薮くんって本当にファンがやって欲しいこと叶えてくれる天才だね😭
と思う傍ら、ハッ!京セラドームで黒髪だったのはこれか!!!!!!!となりましたね(笑)
この日からこのTLのスクショを見る度に心がいっぱいになりました👼🏻
そしてドームツアー真っ只中でしたのでMCではJUMPメンバーそれぞれの宣伝で薮くん本人から宣伝の方があり、あぁ本当にやるんだなとまた実感したのでありました。
1月31日めでたいめでたい薮宏太様29歳のお誕生日を迎え、全宇宙神様仏様お母様等などに感謝していると、大阪で行われた会見の様子がTwitterに!誕生日なのにお仕事してて偉い!尊い!謝謝!好き!
ボクシングをモチーフに作られたPOIREさんのケーキでお祝いして頂いている……(泣)
何ともコメントを読むと大好きなギトギトのラーメンを控えているだなんて……あぁ早く終わってラーメン食べて欲しい気持ちと、ハチャメチャにかっこいい薮宏太が見れるんだという気持ちが戦っておりました(笑)
そうこうしている内にチケット争奪戦を終え(本当に名義を貸してくれた心優しきお友達の皆様この場を借りてお礼申し上げます🙇🏻♂️)、着々と準備が進んでいることをカンテレの「ピーチケパーチケ」で知る薮担なのでした。カンテレ60周年記念主催もあってか毎週の様に取り扱って下さり本当にありがとうございました🙇🏻♂️
時は過ぎ、桜が舞う2019年4月1日
この日がミュージカル「ハル」の初日。
赤坂ACTシアターが東京公演の舞台。
TBSの隣にあるACTには大きなハルの看板が。
薮くんは本当にミュージカルをやるんだなとn回目の涙が頬を伝ってしまいました(笑)
初日のACTシアターの雰囲気というのは、一瞬たりとも逃すものかといった張り詰めたものでした。
開演時間より数分前には静かで物音一つさせてはならない、何かと戦っているのではないかと思ってしまう程に緊張感の漂う客席。
会場が暗くなり、幕に映し出される「ハル」の文字。その後ろには制服姿の薮くんの姿(正確には石坂ハル)
(「かっ、顔がいい〜〜〜!!」開演前に囲み取材の様子が出ており、お坊ちゃんカットだな〜なんて思ってましたが実物見ると顔が良すぎて結局顔が良いとしか言えませんでした🥺)
そして「お元気ですか〜」と歌い出します。
もうこの時点で涙した方が多数なのではないでしょうか。赤坂ACT舞台中央で誰かに宛てた手紙の内容を歌うハル。
伸びやかで、しなやかな薮くんの歌声。会場全体が優しい、でも不安を帯びた様な歌声に包まれる。Hey! Say! JUMPの薮宏太とはまた違った俳優薮宏太の歌声。薮くんってこんなにも歌が上手だったんだ。そう思わされました。勿論薮宏太=美声の持ち主だということは周知の事実でしたが、それ以上にボイトレや稽古の成果で今までに見たことない聞いたことのない薮くんがそこには立っていました。
そんなことを考えながらもそれ以上にオタク特有の無理ぃぃぃぃ(泣)という気持ちを抱えながらハンカチにぶつけておりました😭
薮くんにはセンターに立って欲しいってずっと思ってました(10周年ツアーのボンイジ亡霊が少しは供養されたのでは🤭)から余計に泣いちゃいます。
今回薮くんの主演した舞台ミュージカル「ハル」は1から作り上げられた作品で、お客である私達は初日に蓋を開けてみないと分からない状態でした。
そんな中、冒頭のシーンからハルは学校で上手くいっている様子を伝えながらも、急に表情も声色も変え、負の感情と言っていいものを顕にしているのです。正直困惑しましたが、最後まで観ればなるほど、となりました。
ハルの問題だけでなく、現代社会における様々な問題を散りばめた作品となっており、舞台に立つ誰かに必ず共感してしまう、少し胸がチクッともする。でも心が温かくなって前を向いて頑張ろうって思えるものなのではないでしょうか。
内容としては現代劇、セットや台詞から推測するに東北・宮城の町を舞台にしていると考えられます。ファンタジー要素を含んだり、1人の命と震災への復興を天秤にかけるシーンもあったり、観劇する人それぞれにストーリーへの考察が生まれていると思われます。(是非是非皆さんの感想、考察お聞かせ下さい!!!!)
特に気になったこと、シーンについて書きたいと思います。
まずハルの右利きという設定。
ボクシングには右利きだから有利ということは無いらしく、どれだけ練習したかに大きく左右されるようなので、薮くんは元々左利きですし何故右利きの設定だったのか今となっては不思議だな〜と思います。
心臓移植をしてドナーの方の習慣を気づかない内に受け継ぐなんてこともあるらしいのですが、その影響とも考えましたが実際の所分かりません。
ハルは右利きの設定なのですが、冒頭手紙のシーンは右利きでセーフ。二幕でのトレーニングシーンでメモを取るのですが、何と左で書いているではないですか!!!薮宏太だ!!!そこにいるのは薮宏太だ!!!と興奮してしまいましたね。(数日後にはきちんと右利きに直っていました😣)
次に全てのきっかけとなるシーン(だと私は考えました)
◯心が望むこと
血圧を測っている祖母(梅沢昌代さん)が嘘の結果をノートに書こうとしているとハルが「嘘書いたって意味無いよ」と伝えます。偽りの自分を演じること、自戒の意味も重ねて言ってるのではないか、そう思いました。
そして祖母からハルに向けて「人生は花火だよ、一時の祭りだよ」とハルにもやりたいことをやる権利があるんだ、やりたいことをやりなさいと言ってもらい祖母と手を振り別れる。
その後自分の心臓に何がやりたいのか訪ねます。
「心臓よ教えてくれ〜お前は何がしたい〜」
そうハルが自問自答すると突如真由(北乃きいちゃん)が現れます。
なので私はハルと真由が出会うきっかけは祖母だったのではないかと考えます。
今までは母親・千鶴(安蘭けいさん)の為、心臓移植された人間に相応しくなる為に生きてきて、その中で自分が自分じゃないことは一番よく分かっている状況だった。現状を変えてしまえば母さんは辛くなる。そう思えばこの葛藤を抱え、生きづらいまま生きるしかないと。
しかし祖母の言葉を聞き、一体自分は何がしたいのか、貰った心臓は何がしたかったのか、それを面と向かって考えることにより真由という少女が現れたのではないでしょうか。それ程にこの真由という少女は生きたかった、人生を楽しいと思えるモノと出会えたんだなと今となっては思います。
(初見では、初対面で名乗りもしてないのに何この町のジムに行ってるんだ?いつの間にそんなに仲良くなったんだ?とハルと真由の関係性には疑問になりました…笑)
◯流星の夜
◯小さなオリンピック
◯開会ソング
◯時代の墓場
ミュージカル「ハル」の楽曲は全て素晴らしいものなのですが、私は他の主要キャストの皆さんやアンサンブルの皆さんが歌うこの5曲が頭にめちゃくちゃ残ってます!どの曲もついつい口ずさんでしまう歌です!完結に言ってハルの楽曲全部が好きです!()
薮くんもパンプレットで言っているように本当にこのミュージカルは舞台上にいるキャラクターそれぞれのスピンオフが作れるんじゃないかと思います。惜しくも私は薮くんロックオン型なので気がつけば薮くんを見ていましたが観劇する度に、今度はあの人を見てみようという気持ちになりました。
そんな個性溢れるキャラクターの皆さんが歌い上げる曲、舞台が音出しOKなら私も一緒に踊りたかったし手拍子したかったです(T_T)シャドーシャドー♪
時代の墓場に関しては初日に大道具さんすごいな〜なんて思っているとゴミ達が動き出したのでビクッとしたし、夢に出てくるかと思いましたね。1人何役も演じられてて大変な舞台だなとまたここでも伝わってきました。
時代の墓場で修一(七五三掛龍也くん)率いる同級生はゴミに怯えて逃げ惑うのですが、ハルの顔に困惑の文字が似合うのではないでしょうか。ゴミ達の真ん中で姿を消した真由がいる、なんでそんなところにいるんだよ、なんで…。
だから同級生が逃げ惑う中ハルだけはゴミに近づこうとするのではないでしょうか。
このシーンでハルがターンするのですが薮くんじゃん…ターンの仕方がジャニーズの薮宏太やん…と思ってしまっていつもそこで若干時を止めておりました🤐
(時代の墓場で真由が日に日に袖を短くしていくことはこの舞台最大の謎だと思ってます🌚)
◯ずっと怖かった
もうここで、この時で涙腺が崩壊しちゃうんですよね。ハルと修一が腹を割って話し、本当のお互いを知るシーン。大号泣です。
ここまでずっとハルの目線で物語を見てきた訳ですがここで親友だった、友達の振りをしている修一の考えていたことを知るのです。
ああこういう思ってるけど関係性が邪魔をして相手に伝えられないことあるなって共感しましたし、誰かに認められたい生きる価値があるよって言われたい少なからず誰の中にでもあるものだなって。心臓移植するまでは言葉なんか要らない程に仲の良かった修一とやっと分かり合えて、だから最後幕が下りる時に優しい顔でハルと修一達は見つめ合えるんだと思います。
そして何より七五三掛くん!!!歌が上手い!!!可愛いお顔でダンスが上手いんだと思ってました。それだけでなくお歌の方もお上手だったんですね……武器がいっぱいだね……
演技もハルと対等、もしくは上から目線的な関係性を表現していて、始まるまで薮くんと同級生の役どうなんだろ?って思ってましたがすごいですね…
カテコでは「しめちゃん」になっててギャップだな〜と他担ながらに思いました(笑)
◯命の音
◯娘への誓い
この真由のご両親に会いに行くシーンは毎回涙していました。何回観ても慣れません。ハルや真由、ご両親それぞれに感情移入してしまいました。ハルはここに来るのに勇気がいっただろうなとか俺に生きてる価値ってあるんだって思えたかなとか。やっとドナーである真由のご両親に嘘の手紙を書き続けてきたことや、これからは本当のことを書きます!と必死に伝えられて義務だったものが解放されたのかな。
真由に関しては表情がずるい。あれは泣く。久しぶりに両親の元に帰ることが出来た真由はそれまでの荒っぽい印象では無くて優しさに包まれていました。柔らかくて温かい真由はハルと共にこれからまたボクシングを楽しむんだろうななんて思います。
◯決意
この決意、ハルがやりたいことをやるんだ、自分の為の命なんだ、精一杯生きてやる。そう表現している歌だと思います。心臓移植から今までを振り返っていい事ってそんなに無かったけど、でも真由と、ボクシングと、出会えたからこそ好きに生きるんだ。人生楽しんでやる!そう思えます。
毎回力強く演じている薮くんですが、大千穐楽のハルは一味も二味も違ったように見えました。毎日アップデートされるようだった「ハル」カンパニーが一旦の集大成として迎えた千穐楽な訳ですから皆さん力が入っているように見受けられました。それは薮くんも同じだったのかな。
千穐楽の決意を迎えるハルの目からは涙が。右目からポロッと流れた一筋の涙は、石坂ハルのものなのかそれとも石坂ハルを演じる薮宏太のものなのか。薮くんにしか分からないことだけれど美しくて儚くて、でも強さ決意を感じた。
梅田芸術劇場の1階から3階までを眺める薮くんのキラキラとした、やり切った顔を見て本当に泣いちゃいそうでした。こんなに広い舞台でやっているんだと薮くんの表情からも伺えて、そんな彼が座長を務める「ハル」カンパニーの皆さんが大好きだなと平成最後の4月の間で強く思うのでした。
是非CD化、DVD化、再演して頂きたいので微力ながらもカンテレさんに要望送ろう〜っと५✍
(私はこちらのイベントの欄を選択し、ミュージカル「ハル」の感想、再演やDVD化希望のお願いをしております。願っているだけでは叶わないので是非カンテレさんに皆様の声をお届け下さい!!)
絶対的にハルの感想を纏めることは出来ないと書き始める前から思っておりましたので軽く書いたのですが、気づけば5000字を超えておりました😅
無限に溢れ出て来る感想ですが、今回はこの辺りで一度終わりにしたいと思います。
最後まで読んで下さった方がいらっしゃるか分かりませんが読んで下さりありがとうございました。
また令和のハルでお会いしましょう〜(cv薮宏太)